こんにちは、RoRoです。
さて、僕は現在「バラの勉強」と並行して「芝の勉強」も行なっています_φ(・_・
と思いますよね。
以前こちらの記事

で紹介したように、
『美しいバラ庭づくりは、美しい芝庭づくりから』
という僕なりの持論があるからです。
上の写真を見てもらうと分かりやすいですよね。
芝がバラの美しさを120%引き出しているのがわかると思います。
こんなお庭で「お茶を飲んだり、友達とおしゃべりしたり」できたら素敵じゃないですか?
ということで、僕は現在こちらの本↓で、「芝の勉強」もしているというわけです_φ(・_・;
この本には、「芝庭づくり」のノウハウが一通り書いてあるので、これから芝を植えたい初心者さんにはオススメです。
本日は、そんな「芝庭」に興味がある方向けに、簡単に「芝の世界」を紹介していこうと思います( ^ω^ )
本日のメニュー
芝の種類
芝の正式名称「芝草(しばくさ)」と言います。
芝には、暖地型と寒地型 の2種類があり、それぞれ暖かい気候、涼しい気候に適しています。
暖地型・・・高温と乾燥に強いので、本州以西での栽培向き。生育適温は25〜35度で、15度以下になると休眠を始めます。冬は10度以下になると上部は枯れ、春になると再び生育します。
寒地型・・・寒さに強いため冬でも青い芝生を保ちます。そのため関東以北の寒い地域に適した芝です。寒地型芝は西洋芝とも呼ばれます。生育適温は15〜20度で、22度以上の平均気温が2ヶ月以上続くと、夏枯れを起こしやすいので注意が必要です。
暖地型芝の主な品種
「コウライシバ」、「ノシバ」、「ティフトン419」、「バミューダグラス」、「センチピードグラス」、「セントオーガスチングラス」など。
寒地型芝の主な品種
「ケンタッキーブルーグラス」、「クリーピングベントグラス」、「トールフェスク」、「ペレニアルライトグラス」、「アニュアルライトグラス」、「寒地型混合西洋芝」など。
※書籍には、これら品種を耐踏性、耐暑性、耐寒性、耐湿性、肥料要求度などの項目で評価した表が載っています。詳しく知りたい方はそちらをどうぞ。
芝づくりに必要な道具
1.芝刈り機
芝生の管理で特に重要な作業が”刈り込み”と呼ばれるものです。その際使用するのがこの芝刈り機になります。芝刈り機には「リール式」、「ロータリー式」、「回転ハサミ式」などがあります。また、「バリカン式芝刈り機」と言って、狭い場所やキワの部分に使う小型の芝刈り機もあります。いずれも長く使える良いものを選びましょう。
2.散水ホース
小さな庭、広い庭どちらにも使い勝手の良い散水道具です。もちろん「ジョウロ」でもいいですが、こちらの方が楽に水やりができます。選ぶ時は、芝庭全体をカバーできる長さのホースを選びましょう。
3.レーキ(熊手)
表層の「サッチ(芝生の古い根などが堆積したもの)」を取り除くために使用します。
4.レーキ(トンボ)
こちらは地面を平らにしたり、目土(目砂)をならすのに使います。
5.ふるい
「目土入れ」をするときに使います。網目を変えられるタイプもあります。
※目土入れとは・・・細かい砂や土で芝を覆うこと。芝の保護や凹凸を直す目的で行います。
6.エアレーター(穴あけ器)
土に穴を開けて空気を送り込むこと(エアレーションと言う)に欠かせない道具です。これにより、元気の無くなった芝を元気にします。
7.転圧ローラー
土を固めたり、芝生の凹凸を直すのに使います。でも置き場所が無かったり、値段がちょっと…という方は、ベニヤ板を買ってきて、それで土を踏み固めても良いようです。
8.芝焼きバーナー
芝生の春の芽吹きを良くするために使用する、芝焼きバーナーです。
「え?芝を焼くの?」って不思議に思った人(ちょっと前までの僕ですw)は、こちらの動画が分かりやすいです↓
以上で「道具の紹介」は終わりです。
続いて、芝に必要な「環境」の話をします。
芝の生育に適した条件とは
基本はバラと同じで、「日当たり」「風通し」「水はけ」が良い場所が生育には適しています。
土に関しては、砂と粘土の割合を「土性(どせい)」と言うのですが、粘土質から砂質の土まで、
埴土(しょくど)< 埴壌土 < 壌土 < 砂壌土 < 砂土(さど)
と呼び名がついています。
このうち、芝に適した土は、砂と粘土が半々ぐらいの「壌土(じょうど)」か、サラサラな「砂土」より少しザラザラした感じの「砂壌土(さじょうど)」が最適です。
ちなみに「土のpH(ペーハー)」は、バラと同じで弱酸性〜中性ぐらいが良いとされています。
この辺の「マニアック」な話をより詳しく知りたい方は、こちらのページをどうぞ。
さて、次はいよいよ「床土(とこつち)」づくりです。
芝のための床土を作ろう
1.肥料の散布
元肥を入れていない場合は肥料を適量散布します。
2.土を耕す
10〜15cmの深さまでしっかり耕し、土に肥料を混ぜ込むようにします。
3.石や雑草を取り除く
レーキを使って石や土のかたまり、ゴミ、雑草の根を除去しましょう。
4.床土をまく
床土をまいていきます。
初心者は、このような「芝専用の床土」を使うのがオススメです。すでに土性がバランス良く調整されており、元肥も配合されています。
5.平らにならす
凹凸のないようにレーキでならします。周りより2cmほど低くなるようにしましょう。このとき表面にやや傾斜をつけてやると、表面排水しやすくなります。
6.踏み固める
転圧ローラーやベニア板を使って、表面を固めます。
以上で、芝を迎える準備が整いました。
次はいよいよ「芝」を植えます。
芝の植え方(2種類)
芝は、「張り芝」といってすでに生育した芝がシート状で売られているものと、
「タネまき」といって、タネを買って自分で発芽させる方法の2種類の育て方があります。
1.張り芝
芝のシートには、「マットタイプ」と「ロールタイプ」があります。
張り芝の場合は、シートを土の上に敷き詰めていくわけですが、この敷き詰め方にも種類があります。それが、「目地張り」「ベタ張り」「市松張り」と呼ばれるものです(名前をクリックすると画像が表示されます)。
よくある失敗例として、目地(シートとシートの継ぎ目)を十字に張り合わせる人がいますが、これだと後で目土や目砂をまいても雨や水やりで流れてしまいます。必ず継ぎ目はずらして(上の張り方の種類参照)のように張りましょう。
タネまき
園芸店に行くと、このような種が売っています↑
これを床土の上にまいて、発芽させます。
広いスペースに芝を植えたい場合は、「シート」だと大量に必要になるので、「種」の方が安く済みます。
コストを気にしなければ、シートタイプが簡単、確実です。
植えたら目土入れを必ずしよう!
「張り芝」「タネまき」どちらとも、芝を床土にまいた後は「目土入れ(めつちいれ)」という作業が定期的に必要になります。
これは芝を、適度な温度と、水分を供給できる状態に整えるという働きがあります。
「張り芝」であれば、根の乾燥を防いだり苗を根付きやすくしたりといった効果も期待できます。
水やりについて
「芝張り」や「タネまき」直後は、水が根へしっかり届くようにたっぷりあげましょう。その後は、芝生の生育状況を見てこまめに水やりします。
水やりの時間帯は午前8時までに終わらせよう!
理由は、1日の中で葉が濡れている時間を短くすることで病気を発生しにくくするためと、土壌温度を低く保つためです。バラと一緒で芝も病気には要注意なのです。
日常管理
ここまで紹介した方法でとりあえず、芝を生やすことは可能です。
ただし、芝が生えた後の日常管理には、
刈り込み、施肥(せひ)、エアレーション、サッチ取り、トランジッション、芝生の補修・張り替え、オーバーシーディング、芝焼き
などがあります。
どれも美しい芝を維持するのには欠かせない工程になりますので、後は必要に応じてこちらの本↓で学んでいただければと思います。
ぜひ、バラの美しさを引き立てる、「素敵な芝庭」をつくってくださいね。
健闘を祈ります(*^ω^*)
…
芝は大変そう…という「あなた」へ【素敵な提案があります】

他の「グランドカバープランツ(土の表面を覆う植物)」で代用するという方法があります。
オススメな物で言うと、
「シロツメクサ」や「クラピア」が挙げられます。
シロツメクサは皆さんご存知、こんなやつです↓

昔、「お花のカンムリ」を作って、遊んだ人も多いでしょう。
「クラピア」は少しマニアックです。おそらく近所には売ってないでしょう。
多くの人がネットで購入します。
「シロツメクサ」は安いですが、丈が高くなるので、芝のようになりにくい
「クラピア」は高いですが、外観が芝に近い
という違いがあります。
「クラピア」はこのような苗↓を買って、育てます。

「育て方」、「育った後のイメージ」は、こちらの動画を参考にどうぞ。
興味があれば、ネットショップのサイトで調べてみてください↓
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