薔薇の勉強

「この虫の名前は何?バラにつく害虫と対処法」学習日誌(11日目)

みなさんこんにちは。

『荒地のバラ園化プロジェクト』代表のバラ男子RoRoです(笑)

さて、僕は現在、こちらの本でバラの勉強をしています。

鈴木満男氏監修の『決定版 美しく咲かせる バラ栽培の教科書』という本です。

ちなみに、前回の学習内容はこちらです。

「植物も病気になるの?バラの病気と対処法」学習日誌(10日目)みなさんこんにちは。 彼女のために自分でバラ育てちゃう系男子、略してバラ男子RoRoです. さて、僕は現在、こちらの本でバラ...

 

本日は11日目ということで、バラにつく害虫について学びます。(p.196-p.199)

本日は『病気と害虫シリーズ』の第2回目になります。

全4回の内容

(1)病気について (学習済み)

(2)害虫について ←本日はここ

(3)予防について

(4)薬剤の散布法について

害虫の中には殺虫剤を使ってもあまり効果の無い個体が存在します。

また薬剤は、バラや自然に負担を掛けるので、大事なバラを守る為になるべくエコな方法で駆除する方法を学んでいきましょう!(薬剤については第4回で学びます)

ではまず、よく耳にする虫の名前から挙げていきますね(名前をクリックすると画像が表示されます)。

1.アブラムシ

新芽や新葉、蕾(つぼみ)などやわらかい部分にウジャウジャ集まってきて樹液を吸います。寄生されたバラは葉が縮れたり、褐色の斑点ができたりしてひどい場合は落葉します。

対処法

見つけ次第捕殺しましょう。葉の上から水圧をあげて吹き飛ばすように水洗いするのがオススメです。

 

2.カミキリムシ

成虫は根もとに卵を産み付けたり、若い樹皮を食害したりします。卵からかえった幼虫は、根元から根を食い進んでいき、スクスクと育ちます。

対処法

見つけ次第捕殺しましょう。株の根元にお風呂用ネットやみかんネットを置いておくと成虫を簡単に捕獲することができます。

 

3.コガネムシ類

マメコガネ」、「ドウガネブイブイ」、「ハネムグリ」などコガネムシの種類はたくさんあります。奴らは花や葉っぱを食べにやってきます。幼虫はカミキリムシ同様、根を食害します。

対処法

花に顔突っ込んでムシャムシャ美味しそうに食べてたら、見つけ次第捕殺しましょう(笑)

 

4.チュウレンジハバチ

人に害のない蜂、ハバチ類の一種です。こいつらが若い葉に来たら要注意です。中央の葉脈を残してほとんど葉っぱを食べ尽くすからです。また、やわらかい枝に卵も産み付けていくので、それが孵化したら大変、さらに集団で葉っぱが食べ尽くされる事になります。

対処法

見つけ次第捕殺しましょう。幼虫が集団でついている葉はむしり取り処分しちゃいましょう

 

5.ハダニ

主に葉の裏側に寄生して樹液を吸います。ハダニは繁殖力が強いので、すぐに子供、孫が産まれます。さらに悪いことに、薬を使うと孫世代で薬剤抵抗性を持つようになるので、早めの対処が鍵になります。

対処法

葉の裏から水圧でジャーっと吹き飛ばすように水をかけます。これを1週間ぐらい続けてから殺虫剤で駆除しましょう。

 

6.アザミウマ

体長1〜1.5mmぐらいの小さな黒い虫です。花やつぼみに寄生して汁を吸います。花びらが所々褐色に変わり、シミのようになります。アザミウマはバラ以外にもカーネーションやアヤメ、キク、カキ、イチジクなどあらゆる植物に寄生するので、近くに植えてある植物にも注意しましょう。

対処法

切り取った花びらは放置せず必ず処分してください。あちこちに多発した時は、花が発生源になるので早めに摘み取りましょう。

 

7.カイガラムシ

バラに多く寄生するのは「バラシロカイガラムシ」と呼ばれる個体で、長さ2〜3mmぐらいの白い殻の中に住んでいます。バラの枝や幹に白っぽいものが付着していたら、まずこいつを疑いましょう。幹や枝から樹液を吸い株全体を弱らせ、ひどい場合は株が枯死します。

対処法

歯ブラシでこすりと取ります。カイガラムシは殻の内側にいるので、卵がふ化する4〜5月、7月〜8月に薬剤を散布しましょう。冬剪定の後に越冬虫を駆除するのも大切なです。

 

8.ハマキムシ

ハマキムシの幼虫は糸を出して葉をつづり合わせて中に隠れます。そのため、丸まった葉っぱが見られたら、まずこの虫を疑いましょう。幼虫は葉っぱに包まって葉を食べ続けます。大きさはだいたい3cmほどにもなるので、そうなる前に対処しましょう。

対処法

つづり合わさった葉っぱは開いて、中に幼虫を見つけたら捕殺しましょう。

 

9.バラゾウムシ

体長3mmほどの黒い甲虫です。見た目はちっちゃなカブトムシという感じです。長い口の先端から茎や花梗(かこう)に穴を開け卵を産み付けます。卵から孵った幼虫は、茎や花梗を食べ、しおれさせ、一緒に地面に落ちていきます。

対処法

見つけ次第捕殺する。成虫は薬剤に弱いので、薬は成虫が出る時期に合わせて散布しましょう。

 

10.マイマイガ

通称ブランコケムシと呼ばれる虫です。毛がフサフサしたケムシ見たことありますよね、あれです。大きくなると体長5〜6cmになって、葉っぱをムシャムシャ食べます。ケムシ苦手な方は画像見るの気をつけてくださいね(笑)

対処法

見つけ次第捕殺する。衝撃に弱いので棒で叩いただけでも死んでしまうよ。

 

いかがでしたか?

実はこの他にも害虫はまだまだたくさんいます。

でも、とりあえず初心者のうちは、顔と名前を覚えるのが大変だと思うので、主な虫だけ覚えましょう。

防虫対策をしたら、後は毎日バラの状態をよく観察する。それでもし虫がいたら水でジャーっとする。それでもダメなら殺虫剤を使う!というスタンスで良いかと思います。

きっと頻繁に来る悪い子はすぐに顔も名前も覚えるでしょうからね(・∀・)

次回は病気と害虫の予防について話をします。

本日のまとめです。

初心者が知っておくべきバラの害虫

・主な害虫には『アブラムシ』『カミキリムシ』『コガネムシ』『ハバチ』『ハダニ』などがいるよ。

・一通り画像で確認しておいてね。見つけたら慌てずに水でジャーしよう!それでもだめなら殺虫剤を。

・顔と名前は少しずつ覚えていけば大丈夫だよ。

いつもありがとうございます。

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次回の内容はこちらです↓↓↓

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